散歩の達人が営む、山頂のカフェへ行ってきました。美味しい食事を頂いた後に、人生初ハンモックに揺られてまったり。その後眺めの良い岩場までお散歩に誘って頂いたのですが、手渡されたのは『念のための軍手』。手荷物はない方がいいからと預け、あれ?何か本格じみてきてない?。
こんにちは、誘われるとほいほいついて行ってしまうサワコです。
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『絵になるなぁ』と思って眺めていたのは、厨房にあったイタリアのリキュール《アマレット》の瓶。
新作ドルチェの試作用に、シェフが仕入れてきました。
アーモンドを使った焼き菓子(アマレッティ)の香りに似ているから《アマレット》、と言われるようになったらしい甘い香りのリキュール。
そんな話を聞いていたので原料はてっきりアーモンドかと思いきや、杏の種、の中にある核(^U^;)
『杏仁豆腐の香り』と言われたほうが余程しっくり。
甘い香りに隠れるというか、感じにくいけどアルコール度数はリキュールなだけあって28度(ワインの平均が13.5%)。
このアマレットの香りを活かして出来たのが、キャラメリゼしたローストナッツを練り込んだセミフレッドという氷菓。
ほんのり残ったアルコールの辛味で大人の味な、イタリアンドルチェです。
さて、
新たなリキュールを使ったドルチェが作られる度に増えていく、中身の入った瓶。
今回も瓶の中には半分以上が残されています。
残ったのなら遠慮無くといった感じで一人始まる、ドリンクメニューの試作大会。
今回のポイントは、強い香りと濃い甘味。
アマレットを使ったカクテルをネットで調べると、オレンジ割りや炭酸割りなどザクザク出てくるレシピ。
実際に試して美味しいなと思ったのは、
・赤ワイン(リーズナブルな!)とアマレット
・ミルクで割ったホットチョコレートとアマレット
アマレットの個性が強いから使う赤ワインは寧ろ、軽くて若いタイプが向いている印象。とろりとした濃厚な甘味に赤ワインのピュアな酸味が心地良く、後味には辛味がきてキレがあります。分量のバランスも難しくなくて気軽に楽しめる、赤ワインとアマレットのカクテル。★但し、アルコールが感じにくすぎて、ぐびぐびーーーっと一気に飲めてしまう危険な一杯。
アマレットの香りはミルクとも相性が良く(杏仁豆腐然り)、寝る前のホットミルクやココアに少量加えるにもピッタリ。
ご自宅用に買った赤ワインがもし、ちょっと軽すぎた時や最後の一杯をデザートワイン風に楽しむ際の、味変要員として如何でしょうか?
此方の記事をお読み下さった方だけの裏メニューとして、食後に『赤ワインのアマレット割り』ご用意できます
ご用命は、サワコまで(^^)