同じ志で店をしいても考え方は違うもので、ある日の話し合いでは平行線が続いていました。
ヒートアップした会話は、控目に言っても『ぎゃおー』『がおー』。
これは不毛と一時解散して互いの仕事をしていると、そっと差し出されてくる甘味 Σ(@`□`@)。
切り替えの早いシェフに毎回なだめられるチョロい私。
こんにちは、リストランテ サワダのホール担当サワコです
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南淡路の農園から届いた、葉付きの人参
実?だけでなく柔らかな新芽はサラダに加えると優しい香りが楽しめて、彩りもアップで大活躍。
対して硬い葉っぱと茎は、ウサギ並みの歯じゃないと太刀打ちできそうにない。
けどコレだって良い香りだし、どうにか料理に活かせないものかと考えるシェフ。
超刻んでみたり、揚げてみたり、すりつぶしてみたり。
色々試してはみるものの、口の中で違和感として残る繊維に悪戦苦闘。
そして現在。
《干してみた》
懐かしさを感じる青い立体型ネット(ハンギングドライネットという名前らしい)に入れて、外干し。
店の表は直射日光こそ当らないけど、良い風が吹くお陰で順調に乾燥していく人参の葉っぱ。
後日。
手で軽く握っただけでもパリパリと音を立てて崩れる状態になったので、次の段階へ進むことに。
刷毛で埃を落して、葉っぱと茎に分け分け。
葉っぱはミルミキサーにかけて、目の細かいふるいにかけてFinish。
優しい色になった、人参の葉っぱパウダーが完成しました。
い草のような香りがして、心地よい(^^)
使い道は決まっていないけれど、まずは生地やピューレに加えてみようかなと。
茎はスモークに使ってみたらどんな香りの煙が出るかな(^^)?。
予行練習を兼ねて着火。
火のコントロールさえ上手くいけば(修行だ)、茎も活かせそうな予感。
お互い母親の影響あってか、素材を余すこと無く使い切る料理スタイルを好む、SAWADAなのでした。
余談